GetObject

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Classic/VPC環境で利用できます。

コンテナ(バケット)のオブジェクトをダウンロードしてメタデータを照会します。
レスポンスヘッダを通じてオブジェクトのメタデータを確認し、レスポンスボディを通じてオブジェクトの内容をダウンロードします。
大容量オブジェクトの場合、レスポンスボディはセグメントオブジェクトの結合情報を含みます。

リクエスト

リクエスト形式を説明します。リクエスト形式は次の通りです。

メソッド URI
GET /v1/AUTH_{project_id}/{container}/{object}

リクエストヘッダ

ヘッダの説明は次の通りです。

フィールド タイプ 必須の有無 説明
X-Auth-Token String Optional 発行したトークンの値
X-Newest Boolean Optional 最新のコピー情報でレスポンスするかどうかを設定
  • true | false
    • true: すべてのコピーに対してクエリを行い、最新のコピー情報でレスポンス
  • ヘッダが省略された場合、レスポンスが最も早い情報でレスポンス
Range String Optional 対象オブジェクトの範囲を指定
  • Bytes=-5: 最後の5バイト
  • Bytes=10-15: 10バイトから15 バイトまでの6バイト
  • Bytes=10-15,-5: 10バイトから15バイトまでの6バイトと最後の5バイトを一緒に返す、Content-Typeヘッダをmultipart/byterangesにして返す
  • Bytes=6-: 6バイトから最後まで
  • Bytes=1-3,2-5: 1バイトから3バイトまでの3バイトと、2バイトから5バイトまでの3バイトを一緒に返す、Content-Typeヘッダをmultipart/byterangesにして返す
If-Match String Optional ETag条件ヘッダ
If-None-Match String Optional ETag条件ヘッダ
If-Modified-Since String Optional Last-Modified条件ヘッダ
If-Unmodified-Since String Optional Last-Modified条件ヘッダ

リクエストパスパラメータ

リクエストパスパラメータの説明は次の通りです。

フィールド タイプ 必須の有無 説明
project_id String Required プロジェクト ID
container String Required コンテナ(バケット)の名前
object String Required オブジェクト名

リクエストクエリパラメータ

パラメータの説明は次の通りです。

フィールド タイプ 必須の有無 説明
temp_url_sig String Required 保存するリソースにアクセス可能な仮 URLの署名
  • 承認されたリクエストであることを検証
temp_url_expires Integer Required 保存するリソースにアクセス可能な仮 URLの有効期限(Unix Timestamp)
filename String Conditional オブジェクトの保存場所とファイル名
multipart-manifest String Conditional 大容量オブジェクトのマルチパートアップロードを宣言
  • Static大容量オブジェクトのマニフェストを取得する際に使用
  • 値としてputを入力するとマルチパートアップロードとして認識され、パートを1つのファイルに結合するようにサーバに指示
  • リクエストボディにパートを結合するためのマニフェストを必ず作成

リクエスト例

リクエストのサンプルコードは次の通りです。

curl -X GET "https://kr.archive.ncloudstorage.com/v1/AUTH_{project_id}/{container}/{object}" 
-H "X-Auth-Token: $token"

レスポンス

レスポンス形式を説明します。

レスポンスヘッダ

ヘッダの説明は次の通りです。

フィールド タイプ 必須の有無 説明
Content-Type String - レスポンス結果の MIMEタイプ
ETag String - ETagヘッダの値
Last-Modified String - オブジェクトの最終更新時間(UTC)
X-Timestamp Integer - オブジェクトが作成された時刻(Unix Timestamp)
Accept-Ranges String - オブジェクトが対応する範囲タイプ
Content-Length String - レスポンス結果の長さ(Byte)
X-Trans-Id String - リクエストのトランザクション ID
X-Openstack-Request-Id String - リクエストのトランザクション ID
  • X-Trans-Idと同じ
X-Object-Meta-{name} String - 設定するメタデータ
  • {name}部分にメタデータのキーを入力
  • ヘッダの値にメタデータの値を入力
Content-Disposition String - ブラウザのレスポンス処理方式
Content-Encoding String - オブジェクトのエンコード方式
X-Delete-At Integer - オブジェクトの自動削除予定時刻(Unix Timestamp)
  • データを一時的に保存する場合に使用
  • 入力された日時にオブジェクトを削除
X-Object-Manifest String - 大容量オブジェクトをアップロードする場合、オブジェクト(SLO)のマニフェスト
  • 形式: {container}/{prefix}
Date String - リクエストのレスポンスタイム(UTC)
X-Static-Large-Object Boolean - 大容量オブジェクト(SLO)かどうか
  • true | false

レスポンスステータスコード

レスポンスステータスコードの説明は次の通りです。

HTTPステータスコード コード メッセージ 説明
200 - OK リクエスト成功
206 - Partial Content Rangeパラメータを通じて、オブジェクト内容一部のリクエストが成功
403 - Not Found コンテナ(バケット)は存在しない

レスポンス例

レスポンスのサンプルコードは次の通りです。

HTTP/1.1 200 OK
Content-Length: 210012
Accept-Ranges: bytes
Last-Modified: Tue, 11 Sep 2018 02:12:30 GMT
Etag: 9bd5b4f25faf491080654a34d57c3636
X-Timestamp: 1536631949.99141
Content-Type: text/plain
X-Trans-Id: tx9b5c78b06d0f41c5bd4bf-005b989fb7
X-Openstack-Request-Id: tx9b5c78b06d0f41c5bd4bf-005b989fb7
Date: Wed, 12 Sep 2018 05:10:15 GMT